みなさんは「爪やすりは往復がけしてはいけない」というのをご存知でしょうか?
ヤスリの往復がけは、ネイルの検定では絶対にNGな項目の1つです。
でも、一方向に削り続けるのって難しく感じる方も多いかと思います。
そこで今回は、爪やすり(ネイルファイル、エメリーボード)の正しい使い方をご紹介します。
使い方がわかれば、意外と簡単なので是非試してみてくださいね!
爪やすりは一方向にかけるべき?
爪やすりは往復がけしてはいけないと言いましたが、絶対にNGなのでしょうか?
名前は「NO」です!
爪切りをできるだけ使わない方がいいのと同じで、ある程度の長さまでは往復がけしても全然問題ありません!
(但し、勢いよくやりすぎると爪に負荷がかかったり、摩擦熱が発生するので優しく削ること)
大切なのは、爪の断面を綺麗な状態にできるかということです。
最後の仕上げを一方向に削って、爪の断面を綺麗にしておけば途中は往復がけしても問題ありません。
爪やすりの正しい使い方
まずは、爪切りに付いているような爪やすりではなく、独立した爪やすりを用意しましょう。
人それぞれの好みもありますが、基本的には薄めの爪やすりのほうが細かいところに届いて使いやすいです。
モアクチュールのヤスリは使いやすいのでプロの間でもとても有名です♪
爪やすりの使い方
ここでは爪やすりの正しい持ち方や削り方をご紹介します。
簡単なので1度覚えておくと便利ですよ。
持ち方
上記の画像のように、やすりの端を優しく包み込むように持ちます。
親指を下側に置いて、それ以外の指は上側に置きます。
削るときのストロークを長くするために、端の方を待つのがポイントです。
力を入れて持つと削る力が強くなってしまい、爪の形が崩れるためできるだけ優しくふわっと持つだけにしましょう。
爪に当てる角度
爪やすりは爪に対して45°の角度で当てましょう。
立てすぎたり寝かせすぎたりすると爪の上部分や下部分だけが削れてしまって、全体の形が崩れてしまうので注意しましょう。
一度変な形に削れてしまうと元に戻せないので注意が必要です。
削り方
爪を削るときのポイントは3つあります。
削る順番は、上記の画像のように『真ん中→左端→右端』の順で削っていきます。
適当に削るのではなく、順番を決めて削り残しが無いよう削ることで、断面が綺麗に整います。
このとき、細かく何度も削るのではなく、爪やすりの端から端までを長く使って1回のストロークで各部分を削りましょう。
各部分5~8回ぐらいのストロークで完成するのが目安です。
バリを取る
爪やすりを使って仕上げると、必ず「バリ」と呼ばれる削りカスが爪先についてきます。
この「バリ」を綺麗に取るために、目の細かいスポンジタイプの爪やすり(バッファー,スポンジファイル)を使います。
180〜200グリットぐらいの粗さのバッファーがおすすめです。
こちらも先程のと同じ手順で削りますが、先ほどとは爪ヤスリの動かし方を逆向きにすることで、1回のストロークで綺麗にバリが取れます。
バリが少なければ、ガーゼなどで優しく爪先のバリを取ってあげるのもオススメです。
バリが残っていると見た目も汚く、ジェルやポリッシュが取れる原因になるので、しっかり綺麗にしましょう。
最後に
今回は爪ヤスリの正しい使い方についてご紹介しました。
自爪の形はネイルの出来に大きく影響します。
削った際に変な形になってしまうと、伸びるまで待つしかなくなって取り返しがつかなくなるので慎重に行うようにしましょう。
また、爪の削り方で二枚爪のようなトラブルも防げるので、爪の削り方は身に着けておきたい技術の一つです!
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